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| 93号 自由民主党総裁選、桜田よしたかは安倍晋三さんを応援しています! |
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(小泉改革とは何だったのか)
こんにちは、衆議院議員の桜田義孝です。さて、今回は次期自民党総裁選に関連して思うところをお話ししたいと思います。私は今回の総裁選で安倍晋三さんを応援しています。その前に小泉改革について私なりに改めて整理をしておきたいと思います。
私は何回も申し上げていますが、小泉改革は戦後稀に見る成功を収めた改革であると思っております。歴代の内閣は不景気になると国債を発行、財政規模を拡大して景気対策を行ってきたわけですが、小泉内閣では、そういうことを一切やらず、規制改革、不良債権処理等、民間重視の経済活性化政策を次々に実行し、景気回復を成し遂げました。今後重要になってくるのは、いうまでもなく、財政再建問題ということになります。次期自民党総裁はこの問題について明確な方向性を打出す必要があるでしょう。
(借金大地獄を回避するために)
例えば、もし仮に今、日本がヨーロッパにあったとして、EU に参加したいと思っても、実は、加入条件には「公的債務がGDPの60%以下でなくてはならない」という規定があるため、公的債務がGDPの1 . 5 倍以上もある日本は絶対に加盟することができないのです。これだけでも、いかに日本の借金事情が世界的にも特異であるかがわかります。
中には「国民からの借金なのだから良いじゃないか」という意見がありますが、私は大反対です。その借金は一体誰が返すのかという話が必ずあるのです。結局は子や孫に迷惑がかかるわけですし、借金だらけで何か政策をやりたいと思ってもやるお金がない、借金だらけの自転車操業になったならば、将来ひとたび有事があっても何もできなくなってしまうという事態になってしまうのです。
そういった意味で、小泉改革後、財政再建は最も重要な政策課題といえ、「プライマリー・バランスの黒字化」、つまり「通常の経費は通常の税収で納められるようにしましよう」という政策理念は堅守しなければなりません。このため、第一にムダは徹底的に削減しなければならない。これは骨太の方針にも明記されています。
(避けて通れない消費税引き上げ論議、そして三原則の継承)
しかし、実際、財政削減のみで財政が再建できるわけではありません。いずれは、税金の負担を国民の皆様にお願いする日が来るのではないかと思います。そして、だからこそ、やはり国民の皆様に納得していただくには、政府は「無駄な金は一切使っていない」という姿をより広く多くの方々に認めていただかなければ、増税はなかなか無理なのではないかとも思います。
増税論議といいますと、当面、消費税引き上げの問題がありますが、私の場合は徐々 に理解を得ながら進めていくのがよいと思います。中には一度に3〜5%上げてしまうべきという意見もあるようですが、私は財政削減の様子をみながら、国民にも理解していただきながら、少しずつ少しずつ1 %か2 %をちよっとずつ上げていくのが良いのではないかと思います。
さて、次期総裁下で「財政再建」が非常に重要であるという話を致しましたが、発足以来小泉改革を支持してきた私としては、新総裁に求める基本的な政治姿勢として「改革なくして成長なし」、「民間にできることは民間に」、「地方でできることは地方に」という3つの原則は、引き続き強力に継承していただきたいと思っています。
(「格差問題」とは何か、今なすべきこととは?)
また、次期総裁は、いわゆる「格差問題」についても、しっかりと方向を示さないといけません。私は格差については「レべルの問題」が根本にあると思っています。例えばインドのカーストのように一方では宮殿に人が住んでいて一方では大多数が貧困の極みのような生活を強いられている、ああいう社会は世界中にはまだまだたくさんあります。日本で論じられている格差問題は、これに比べれば随分異質なものです。日本では累進課税制度や生活保護制度等によって、いわゆる社会的経済的格差は世界一少ないといえます。この点はまず冷静に理解しておく必要があります。
最近ジニ係数(貧富の差が大きいほど大きく出る社会経済指標)の拡大がよくいわれますが、拡大の主たる原因は、高齢者単独世帯の増加と若年層の二ート・フリーターの増大であるという分析が正確です。むしろ例えばニート・フリーター対策をやって若年層の正規雇用を促進することこそが格差是正政策であって、よくいわれる「小泉改革が格差を拡大した」という意見は全く正しくないと思っています。要は額に汗して働く方々がしっかりと報われる社会を引き続き目指していくことが重要であると思います。そうした意味で中小企業やべンチャー企業支援策、再チャレンジ推進政策を引き続き充実させていくことが肝要です。この間、絶対格差はあってはならないという分野は、私は「教育」と「医療」であると思います。教育と医療については引き続き全国民が均等に受けられるようにしていかなければならないと思います。
(地域問格差の問題、地方税収の偏在性)
また、中央と地方の「地域間格差」の問題についてもお話ししなければならないでしょう。今のままであると地方が貧乏、東京がますます豊かになってしまう、この懸念は私も強く持っています。こういう状況は直さないといけません。今後地域格差の問題は税制改正論議の中でしっかりとやっていくべきだと思っています。
例えば、法人税などは本社が東京なものだから、みんな東京にきてしまいます。当然、とてつもない税収格差が出ます。笑えない話ですが、プライマリー・バランスは例えば国は厳しいマイナスですが、地方ではプライマリー・バランスは黒字なのです。これは東京都も地方税収ということになって東京都も地方に入るから黒字であるということになってしまうのです。おかしな話ですね。こうした税収格差をなくして、地方に税源を落としていくためにも、国と地方の税制について抜本的に見直す必要があることはいうまでもありません。また、究極的には、私の主張している道州制を早く導入して地方が自主的に街づくりができるように国のかたちを変えていくことが、地域間格差是正には不可欠であるといえます。
(いま外交政策に求められるもの)
さて、次期総裁には外交の方もしっかりとやってもらわないといけません。私は7月15日から25日まで内閣府副大臣として、エジプト、アルジェリア、トルコ、ドバイを訪問しました。なぜ今、イスラム圏かというと、世界の中でイスラム圏と北朝鮮の問題がなかったならば、世界の紛争はかなり解決できるのではないかと感じていたからです。それだけこの地域は世界経済社会の中で大きな意味をもっているということです。行ってよくわかりましたが、イスラム諸国との文化・考え方の違いはやはり大きいと思います。国と国とが仲良くする為には、まず顔と顔を見せ合うことが大事です。そのような意味において、次期総裁にはイスラム圏などについてもしっかりとした理解が求められると思います。
外交というと「対中外交」は一番難しいと思います。中国の経済規模については、10年前は日本の10分の1、それが今や4分の1まで伸びてきました。つまり、あと10年もすれば日本に追いつき、追い抜くことと思います。「4分の1」の現在であっても、いろいろなんやかんやと難癖をつけてくるのが中国という国です。したがって、「日本も、もう成熟したのだし成長率はこれ以上いらないよ」ということではなくて、アジアの中での存在感という意味からも、引き続き最低実質毎年3%程度の成長率は必要不可欠ではないかなと思います。経済成長こそ「外交力」の源であると思います。
(次期総裁候補として安倍晋三さんを応援しています!)
さて、いろいろと次期総裁の課題を申し上げてきました。9月にはいよいよ小泉総理がお辞めになりますが、この間、私も「総裁選がらみで新聞に名前が載っていたよ」等いろいろなことを方々で言われます。こうした中、私は、次期総裁は、やはり小泉路線を継承していただける改革色の濃い、国民からの信頼も厚い人が最も望ましいと思っています。そして、私が現在支援しているのが、国民的にも人気の高い安倍晋三さんです。
前々回の非常に厳しい選挙戦、最終日に安倍さんは選挙区である我孫子市まで来てくれました。このときは手賀沼広場に3,000人は集まったのではないかと思います。小泉さんにしても、安倍さんにしても、この動員力は今までの自民党のリーダーにはなかったことです。小泉さんの下で自民党は国民の目線を重視する政党として再生いたしました。改革を引き続き実行できる、国民と共に歩めるリーダーとして、私は安倍晋三さんが一番ふさわしいと確信しています。私も発起人の一人として創設に力を注いだ、安倍氏を囲み格差是正のために取り組む議員集団である「再チャレンジ支援議員連盟」を通じて、足もと安倍支持の輪はドンドン広がりをみせております。
(天下分け目の闘いとなる来夏の参議院選挙)
次期総裁下で行なわれることになる来夏の参議院議員選挙は大変重要です。前回の参議院選挙は小泉人気の中だるみで自民49議席だったわけですが今回改選を迎える議席は前々回の小泉ブームのために67議席も取っており、今回の改選で減少は必至です。したがって、小泉総理の後継者が誰になるかということは大変重要なのです。いくら衆議院優越といっても参議院議員で過半数をとられたら政権は持ちません。そういう意味で来年は天下分け目の戦いです。何としても選挙の顔として「勝てる総裁」を選ばないといけません。そうした諸事情を十分吟味しながら、今後すばらしい総裁を作り上げるため、全力で取り組んで参りたいと思います!
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