桜田 よしたか
自由民主党
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政策
21世紀 この国の課題と展望について
21世紀 幸せな日本人を作るために不可欠な教育改革!
今ひとつ、21世紀を迎えるにあたって当面の課題として忘れてはならないものが「教育改革」であります。わたくしは、スローガンとして冒頭でも述べたように「手作り体験教育で、人・家族・ふるさと・自然が大切にされる人間社会づくりを!」を合言葉にして今後の活動を展開したいと考えております。

そもそも日本人の大半が幸せを感じることができなくなってしまった背景には教育の問題が大きく横たわっています。17歳の少年が爆弾を作ってビデオ店に投げ入れてみたり、街中でバットを持って次々に人を襲ったりするのも教育に大きな責任があります。

一言でいうと現在の教育現場には「公民教育」の機会が全くない、「体験教育」の機会が乏しいということであります。わたくしは、学校教育で一番重要なことは理科や算数を教えることではなく、多様な価値観を持った個人個人が相手を尊重しながら生きていかなければならないという事実をきちんと認識できる精神を養うことであると考えております。人を思いやる心や公共善への心、忍耐の心を教えることこそ人間社会にとっては不可欠なのであります。どんな知識もそれだけでは意味がなく人間としての精神的基盤が必要であります。

今、学校教育の現場では道徳の時間が一番退屈だそうであります。戦前の反省にたって学校の場で「精神」とか「宗教」を語り教えることが完全にタブー化されてきた結果であります。今や教育現場では「いじめ」や「学級崩壊」、「恐喝事件」、「引きこもり少年の暴走」など、おどろおどろしい事象が多く報道されています。今後、学校や家庭での精神教育機能を高める具体策として、公民教育・体験教育の充実こそ求められています。

欧米をはじめ多くの国では日常生活の中に宗教が浸透しており、いわば宗教が道徳教育の替わりをしています。しかし、日本にはそうした日常生活の精神基盤がありません。善を信ずる精神的仕組みが社会化されていないわけであります。わたくしは何も宗教を学校で教えろといっているわけではありません。ただし、人を殺してはいけないとか、人をいじめてはいけないとか、極当たり前のことを教える道徳・精神教育については、もっとしっかりと教育現場で位置付けられても良いと思うのであります。

いま導入が検討されているボランティア活動の義務化は大変すばらしいことであると思います。「ボランティアとはそもそも自発的な行動なのだから文部省が一々子供に強制すべきことではない」という意見もあるようですが、そもそもそういう機会がなければ何も生まれません。青少年にボランティア活動のための十分な機会と時間と与え、その中で自由に子供達に考えてもらえば良いのであります。いずれにせよ子供達の「公共善」に対する認識・理解は今最も必要ですし、政治はそのために有効なあらゆる政策を行っていくべきであります。

また、初等中等教育段階で、職業体験等を教育プログラムにしっかりと組み入れ、子供達に生きる目的、意味を感じ取ってもらうことも重要であります。今の多くの若者達は将来自分がどんな職業について何がしたいのか明確な展望をもっておりません。これは大変不幸なことであります。ただ良い学校にいって、ただ良い会社に就職してといった、そうした価値観だけでは若者を満足させるに全く十分でありません。まず、自分達は何になりたくてそのためにはどういう知識・能力が必要なのか、そういうところから勉強へのやる気も生まれてくるのです。学校教育で体験教育などを積極的に取り入れ、子供達にそうした気持ちを少しでも持たせていくことが重要であります。

例えば夏休みは大体40日くらいあるわけですが、これを半分の20日に短縮して1年間20日間を春には田植えや植林、秋には田や畑で作物の収穫など自然に親しむ教育を行うことも、人・家族・ふるさと・自然が大切にされる社会づくりには有効だと思います。

そして、わたくしは以上のようにわが国教育に多くの問題がある以上、やはり「教育基本法」を時代にあったかたちとして改正することが肝要であると考えています。現在の教育基本法は理念が神聖・崇高に謳っているだけでリアリズムというものが全くなく、世界どこでも通用する過度に抽象的なもので日本独自の歴史・文化・価値観等に全く触れられておりません。子供達に生きる意味と目的を認識させられるような教育を目指してもっと具体的な内容にすべきであります。
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